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Author:とんび
とんび出版という文芸創作団体の大山三ダース、満天スモッグ、原想一朗による日々の雑記です。

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疾走
以前、友人に薦められていたのを思い出して読んでみました。

疾走 上 (角川文庫)疾走 上 (角川文庫)
(2005/05/25)
重松 清

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広大な干拓地と水平線が広がる町に暮す中学生のシュウジは、寡黙な父と気弱な母、地元有数の進学校に通う兄の四人家族だった。教会に顔を出しながら陸上に励むシュウジ。が、町に一大リゾートの開発計画が持ち上がり、優秀だったはずの兄が犯したある犯罪をきっかけに、シュウジ一家はたちまち苦難の道へと追い込まれる…。十五歳の少年が背負った苛烈な運命を描いて、各紙誌で絶賛された、奇跡の衝撃作、堂々の文庫化。


重松清の長篇は初体験。
以前短篇集読んだときはそれほど印象に残らなかったんですが……
しかし、これは面白い。

リアルに三年に一度、いや五年に一度出るか出ないかぐらいの傑作です。
人物造形がすごい。手抜きが見当たりません。
弱い家族たち、揺るがない「ひとり」の女の子、その女の子の後姿を追い文字通り走り続けるシュウジ。彼らを見守る神父、その神父も過去に拭いきれない罰を犯していて……。
本屋さんで買う場合、上下巻一緒に買うことをオススメします。

重松清 | 【2007-12-07(Fri) 06:32:17】
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