![]() | 夜は短し歩けよ乙女 森見 登美彦 (2006/12) 角川書店 この商品の詳細を見る |
読みました。大推薦の一冊。
「私」と「彼女」のはいつも偶然に出会う。「私」の「ナカメ作戦」によって。
「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。二人を待ち受けるのは奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、そして運命の大転回だった!
『太陽の塔』でスベリ気味のユーモアや靄のかかった結末に納得のいかなかった人々にもオススメできます。ストーリーや登場人物の魅力、語り口も堂に入って言う事ありません。
「今年の恋愛小説ナンバーワン」(大森望)というのも納得の、傑作に仕上がってます。
進化した森見登美彦を存分に楽しませていただきました。
![]() | 太陽の塔 森見 登美彦 (2006/05) 新潮社 この商品の詳細を見る |
当時、京大生だった森見登美彦が日本ファンタジーノベル大賞を受賞した作品。
京都左京区に生息する失恋した男の手記が綴られる。「何かしらの点で、彼らは根本的に間違っている。なぜなら、私が間違っているはずがないからだ。」こういう信条をもつ休学中の大学五回生の「私」。「私」には大学三回生のときに水尾さんという彼女ができた。しかし二回目のクリスマスを待たずに「私」はフラれてしまう。付き合っている頃から私は「水尾さん研究」を続けている。水尾さんに好意を寄せる男、遠藤。「私」と同じ信条のもとにゆるーい結束を見せる四人組。見つめられたら誰しもが萎縮してしまう視線を持つ、「邪眼」こと植村嬢。ダメダメだけど魅力的なキャラクターが冬の京都を疾走する。
とまあ、適当に要約するとこんな感じ。でもファンタジーの賞をとっただけあって物語のなかに幻想的妄想的断片が盛り込まれてます。とくにラストシーンは圧巻。虚実入り交じって何が本物かわかりません。正直ギャグ的な要素はスベっている部分もありますが愛すべきキャラクターと共感を呼ぶ日常生活の描写、そしてホロリとくるストーリーは一度読んでみる価値があると思います。


































































