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とんび出版という文芸創作団体の大山三ダース、満天スモッグ、原想一朗による日々の雑記です。

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タイムマシン
タイム・マシン タイム・マシン
阿部 知二、H・G・ウェルズ 他 (1996/04)
東京創元社

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 1895年発表のSFの記念碑的作品。
タイムマシンを開発したタイムトラヴェラーは80万年後の地球の未来に着く。そこには二種類の人類の進化生物がいた。華奢で優美なエロイ。醜悪な地下生物モーロック。はじめにエロイを見たタイムトラヴェラーは、その労働もせずずっと遊びに興じている姿を見て、これはユートピアが実現したからに違いないと考える。完全な自由を獲得し逆に退化しているのだと考えた。しかしタイムトラヴェラーは暗闇を必要以上に怖がるエロイたちを見て疑問を感じはじめる。地上のいたるところに開いた穴。怪しいと思い地下へと降りていくと、そこには夥しい数の地下生物モーロックが生息していた。白い体、夜行動物のような大きな目、醜怪な彼らの食事はどこかで見たことのある肉塊だった。
 
 文明批判、進化論への懐疑などいろいろな見方ができる作品ですが、なんといってもすごいのは百年前に書かれたものとは思えない瑞々しいヴィジョンです。終末の描写は壮絶です。やむを得ぬ事情があって読みはじめたのですが、面白くて一気に読んでしまいました。短いのでサクッと読めます。エロイのウィーナとの関係が微笑ましいです。

H.G.ウェルズ | 【2006-01-27(Fri) 07:10:21】
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