![]() | 類推の山 ルネ ドーマル (1996/07) 河出書房新社 この商品の詳細を見る |
世界の中心にそびえる山、類推の山。エベレストよりも高く、空間の歪みによって人々の目から隠されている。その「至高点」をめざす真の精神の旅を、寓意と象徴、神秘と不思議、美しい挿話をちりばめながら描き出したシュルレアリスム小説の傑作。
未完というか中途で邪魔が入って筆を置くという形式をとっていて、あとに後記、覚書、初版への序を配置してそれを補っている形。文章も読みやすく、展開も早くてあっという間に読めます。特筆すべきは第三章に挿入された「うつろびととにがばらの物語」でしょうか。簡潔ながらも余韻を残す話です。全体に、性急に話が進んでいくのですが、それをあまり感じさせません。

































































