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Author:とんび
とんび出版という文芸創作団体の大山三ダース、満天スモッグ、原想一朗による日々の雑記です。

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思い出の小説ベストテン〜八位・七位〜
眠れないのでこの前の続きを。


第八位
 花神

 司馬遼太郎の小説です。これは新潮文庫三分冊で出てます。はじめて本をプレゼントされたのがこの本でした。誕生日かなにかのときに父からもらいました。しかも古本で表紙とかがボロボロの状態。今考えたらこれ以上安いプレゼントもないんですが妙に嬉しかったのを覚えています。話としてはそんなおもしろい話ではないんですが、司馬遼太郎を初めて読んだのも花神でした。



第七位
 きれぎれ

 またしても町田康です。家の近くに小さい店でCDとか本とか中古で売ってるところがありまして、バイトの通り道だったのでよく行ってました。そこではじめて買ったのがきれぎれでした。やけに印象に残る表紙だったっていうのと、姉が薦めていた覚えがあったので買いました。読んでみてけっこう衝撃でした。小説でこんなに面白くできるもんなんだ、って思いました。今でもたまに読み返します。ほかの作品よりいくらか印象は薄いですが。


と今日はここまで。

思い出の小説 | 【2006-02-26(Sun) 02:05:18】
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思い出の小説ベストテン〜十位・九位〜
 暇なので自分の思い出に強く残っている小説をベストテンにして、思い出を書きなぐりたいと思います。

第十位
 告白
 
 ジェンキンス氏のやつじゃなくて町田康のやつ。最近の本なので十位ですが、歳を経るにつれこの本は確実に大きな存在になると思います。久々にハードカバーで買っちゃいました。装丁も良いです。冒頭五行(本文では)を引用します。

 『安政四年、河内国石川郡赤坂村字水分の百姓城戸平次の長男として出生した熊太郎は気弱で鈍くさい子供であったが長ずるにつれて手のつけられぬ乱暴者となり、明治二十年、三十歳を過ぎる頃には、飲酒、賭博、婦女に身を持ち崩す、完全な無頼者と成り果てていた。
 父母の寵愛を一心に享けて育ちながらなんでそんなことになってしまったのか。
 あかんではないか。』

 私は五行目(これでは最後の一文)で笑いました。チョー面白い。


第九位
 W村上の小説群
 
 村上春樹と村上龍です。なんで特定の作品じゃないのかというと、別にひとつひとつの作品に強い印象がないからです。ではなんで九位なのかというと、読んでいた状況が思い出深いからです。中学か高校か忘れましたが、その当時兄の部屋には小説がいっぱいあって、そんないっぱい買ってるからにはさぞかし面白いんだろうと思ってました。んである日兄が不在の時に勝手に拝借して読んだ訳です。読んでびっくり、中学生くらいの男子には刺激的な表現がいっぱい。それ以後見つからないようバレないように忍び込んでは読み進んで行き、W村上の初期作品はほとんど読みました。最近の作品は全然読む気がしないのですが、それはその頃の「ただのエロイ小説だな」という印象を引きずっているからです。それは中高生のころの理解力の無さに起因している部分が大だと思うので、今度じっくりと読み返してみたいもんです。ろくに読まないで批評するとファンに怒られそうです。

疲れたのでとりあえずここまで。

思い出の小説 | 【2006-02-23(Thu) 03:09:07】
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天の声・枯草熱
天の声・枯草熱 天の声・枯草熱
スタニスワフ レム (2005/10)
国書刊行会

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アマゾンで注文した『天の声・枯草熱』(スタニスワフ・レム 国書刊行会)が届きました。時間ができたらじっくり読みたいと思います。評判いいので楽しみです。

梅田の紀伊国屋書店行ったら東野圭吾の小説がガンガンに平積みしてあって、今回の賞はけっこうみんな関心があったんだなあと思いました。

最近買った本は『闊歩する漱石』(丸谷才一 講談社文庫)、『日蝕』(平野啓一郎 新潮文庫)、『天才はつくられる』(眉村卓 角川文庫)などです。
漱石の小説は5冊くらいしか読んだことがないので、この機会に代表的なやつだけでも全部読んでみたいです。山田風太郎が漱石の文体を真似て書いた小説もこの間ちょっと立ち読みしたら面白そうだったので読みたいです。

春休み中にいろいろやりたいのですが、予期せぬ出来事が多くてなかなか時間がとれません。

スタニスワフ・レム | 【2006-02-18(Sat) 06:17:07】
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ガダラの豚
 京都はめちゃ寒いです。今日は野球してきました。

ガダラの豚〈1〉 ガダラの豚〈1〉
中島 らも (1996/05)
集英社

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 中島らもの『ガダラの豚』読みました。文庫で三分冊なので時間かかるかなと思ったんですが、あっというまに読みました。
アフリカの呪術を軸に展開するドタバタエンターテインメント。1は導入部で新興宗教との対決、2は学術的な見解を自由に解釈しアフリカの呪術の慣習を取り上げ、3は日本で大呪術師バキリとの対決。
 全体としてはこんな長い必要はなかったんではないかとも思いますが、普通に面白いです。未知なる力との対決は興奮します。

大いなる助走 <新装版> 大いなる助走 <新装版>
筒井 康隆 (2005/10/07)
文藝春秋

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 ついでに筒井康隆の『大いなる助走』も読みました。
 同人誌に初掲載された作品が権威ある文学賞の候補になった青年。同人作家や審査員たち、編集者などの思惑などが交錯し、最後に悲劇が待ち受ける。
 このなかには実在の出版社と思われる会社などがちょっとずつ名前を変えて出てくるんですが、そのネーミングセンスが抜群です。登場人物たちは皆、非常識で、そのなかで唯一まともに見えるのが市谷という人なんですが、結局最後には死んでしまう。しかしただでは死にません。大事件を巻き起こす。コミカルにすすんでいきますが、とても虚しい物語です。


中島らも | 【2006-02-05(Sun) 01:51:23】
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