バロメーター
最近の記事
プロフィール

とんび

Author:とんび
とんび出版という文芸創作団体の大山三ダース、満天スモッグ、原想一朗による日々の雑記です。

リンクの「とんび出版」がHPです。
http://tonbibooks.com/

オンライン古書店やってます。
「とんび書房」
http://tonbibooks.web.fc2.com/

月別アーカイブ
最近のコメント
最近のトラックバック
リンク
ブロとも申請フォーム
RSSリンク
FC2カウンター
QRコード
携帯からも閲覧出来ます。
QR
年度末
引越しが近づいてまいりました。
京都で二度目の引越し。いらないものは大分捨てているはずなのですが、なかなか整理がすすみません。本が一番多いけど、本はなかなか捨てられないモンです。

引っ越してもネット環境が整うまでしばらく時間がかかりそうです。
私の次の更新は四月後半でしょうか。
五月には文学フリマも迫っています。がんばらにゃあ。

三ダースの駄文日記 | 【2008-03-21(Fri) 15:37:40】
Trackback:(0) | Comments:(0)
笑う招き猫
笑う招き猫 (集英社文庫)笑う招き猫 (集英社文庫)
(2006/01/20)
山本 幸久

商品詳細を見る

男と並んで愛誓うより、女と並んで笑いを取る、それが二人のしあわせなのだ!駆け出しの漫才コンビ、『アカコとヒトミ』。超貧乏で彼氏なし、初ライブは全く受けずに大失敗。おまけにセクハラ野郎の先輩芸人を殴り倒して大目玉。今はぜんぜんさえないけれど、いつかはきっと大舞台。体に浴びます大爆笑―。夢と笑いとパワーあふれる傑作青春小説。第16回小説すばる新人賞受賞作。

 これはいいですねー。とにかく爽やか。主人公の二人は三十路も近いですが、山越え谷越えお笑い道を進む様子はまさに青春といった感じ。肝心の笑いの部分もほんわかした雰囲気のなかで上手く表現されてます。登場人物のキャラ付けも見事にはまってるし、映像やっている人なら映像化してみたくなるんじゃないでしょうか。王道な展開、高い完成度、読後の爽快感、もうひとひねりあったらもっと良かったかもしれません。

山本幸久 | 【2008-03-08(Sat) 04:43:30】
Trackback:(0) | Comments:(0)
蒲生邸事件
蒲生邸事件 (文春文庫)蒲生邸事件 (文春文庫)
(2000/10)
宮部 みゆき

商品詳細を見る

 宮部みゆきさんの著作を読むのは実に7、8年ぶりです。本作は日本SF大賞受賞作。一年前くらいに買ったものの手つかずで今回ようやく読みました。

予備校受験のために上京した受験生・孝史は、二月二十六日未明、ホテル火災に見舞われた。間一髪で、時間旅行の能力を持つ男に救助されたが、そこはなんと昭和十一年。雪降りしきる帝都・東京では、いままさに二・二六事件が起きようとしていた―。大胆な着想で挑んだ著者 会心の日本SF大賞受賞長篇。

 広い意味で歴史改変SFにカテゴライズされそうな作品ですが、読後感は総合エンターテインメントというにふさわしい内容でした。二・二六事件自体決して深く掘り下げられているわけではないですが、むしろ際立つのは深度というよりは震度、語りたいテーマを明快な文章で書くことが出来て、かつ読者にロスなく伝わるというのが著者の持ち味であるような気がします。
 最初は主人公の青年のリアリティ(ちゃぶ台をちゃぶ台と認識するまで一瞬時間がかかるのにマントルピースはすぐに名前が出てくるあたりとか、数十年の時を越えて来た慣れない環境でもガツガツと動き回る点など)に若干違和感を感じましたが、後々考えればそういった真っ直ぐな人間だからこそこの話の主人公たりえたのではないかと思います。歴史というものを考えさせつつ、途中からちゃんとミステリー的要素を挿入して最後までぐいぐい読ませるあたりも流石としか言えません。作中あまりはっきりと登場人物の年齢が出てこないのにラストに二月二六日ではなく「ふき」の誕生日を持ってくるところなど素直にすごいなと思います。これは作者の代表作ではないですが、それでも最近の著作も読みたいと感じさせるには充分の良作です。

宮部みゆき | 【2008-03-07(Fri) 10:12:41】
Trackback:(0) | Comments:(0)
犬はどこだ
犬はどこだ (創元推理文庫 M よ 1-4)犬はどこだ (創元推理文庫 M よ 1-4)
(2008/02)
米澤 穂信

商品詳細を見る

開業にあたり調査事務所〈紺屋S&R〉が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。――それなのに舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして……いったいこの事件の全体像とは? 犬捜しの専門(希望)、25歳の私立探偵、最初の事件。新世代ミステリの旗手が新境地に挑み喝采を浴びた私立探偵小説の傑作。


 相変わらず設定が魅力的。けれどストーリーの面白さがいまいち。自分の殻にこもりがちな紺屋長一郎とあけっぴろげな性格の助手ハンペー。対照的な二人の人物設定によって期待が高まるも、著者の持ち味である日常ミステリーがありがちな展開に終始しているのが残念です。構成もしっかりと組み立てられていて、殻にこもっていた主人公の内面もある程度解放されるのですが、登場人物たちが動いている世界が無色透明で説得力に欠けると感じました。しかし、自分の書きたいことと真摯に向き合う姿勢が、のちのち『インシテミル』など面白い作品を生み出す力に繋がっていったと考えると今後も楽しみな作家さんだなとは思います。

米澤穂信 | 【2008-03-02(Sun) 20:55:37】
Trackback:(0) | Comments:(0)
ブログ内検索
カテゴリー
おすすめ