本日、エルマガ×チェルシーマーケット共催のイベント、カジヒデキのミニライブに行ってきました!!
近頃DMC関係でフューチャーされていますが、実は以前から結構好きでした。自分の自主製作映画の主題歌なんかにも使ったりしてたので、何かと思い入れもあります。でもライブには行ったことなくて、そんなかっこいい訳でもないし、ことさら歌がうまいってわけじゃないと思うしライブってどうなのかな?と思ったりもしてたんですが。
すいません!!そんなこと思ってすいません!!
予想を上回る半ズボン然とした半ズボン、揃った前髪、ストライプシャツにネクタイ、そして極めつけにオペラハット(シルクハットの折りたためるバージョン)!でチープ手提げ片手に登場したカジ氏。もうすでに私のハートは盗まれていました。
アルバムteaからと新作lollipopから、もちろん甘い恋人とラズベリーキッスも、最後はラ・ブームも聴けてもうすんごい大満足でした。ギター一本で歌うカジ氏。少し緊張されていたようで、歌詞がとんで鼻歌でごまかしたり、曲の途中で急に照れて笑ったり、突然前に出てきてシャウトしたり、大人の男性に対して失礼ですが、何だかかわいかったです。一番びっくりしたのが、すんごいギターうまいし歌もうまい!て当たり前だ!他の音なくてもギターだけで十分で。本当最高でした。楽しかったです。CDにサインももらえて握手もしてもらいました。もうほんと良い人そうで……。
帰ってしっかり今度のライブのチケット予約しました。すっかりカジ氏のとりこになった私と友人。アルバム聴きましたがやっぱり良かったです。POP!!
![]() | LOLLIPOP (2008/10/22) HIDEKI KAJI 商品詳細を見る |
それはそうと、近頃メディアの力を感じさせられる機会が多々あり、妙な気持ちになります。本がメディアで紹介されると急に売れ行きが変わります。で、だいたいそういう本って30冊注文しても恐怖の調整が入って3冊しかこなかったり、たまに来てもすぐブームが去ったりで空しくなったり。最近で言うとカロリーの本とかラジオの料理本とか。問い合わせがやたら来だして、?と思っていると、テレビでやってた!ラジオで言ってた!で、大体それで買うのはおばさま方だったり。ま、実用書ですからね。なんにせよ売れるのはいいことなんですが、自分の推した本が大ブレイクするという夢はまだ捨てていません。
読んだ本の話。
![]() | 妖怪アパートの幽雅な日常 1 (1) (講談社文庫 こ 73-1) (2008/10/15) 香月 日輪 商品詳細を見る |
ひとり暮らしの始まりは、妖怪たちのすむ奇妙なアパート――。
違う世界や違う価値観があってこそ、世の中はオモシロイ!
夕士が高校入学と同時に始めた、あこがれの下宿生活。
幼い頃に両親を事故で亡くしたため、早く独り立ちをするのが彼の夢。
ところがそこには、ちょっと変わった、しかし人情味あふれる《住人たち》が暮らしていた……
おもしろい!!!
すいません!文庫になってこの作品、作者ともに初めて知りました。買う時も、正直こんなにおもしろいと思ってませんでした。すいません!今児童書のほうで9巻まで出てて、えっ、文庫も9巻も出るのか……まぁ面白くなかったら1巻でやめよう、と思ってた自分、バカ!!
お掃除してくれる鈴木さん、大手化粧品企業に勤める佐藤さん、大家さんなどたくさんオバケが出てきます。みんな魅力的なんですが、特に手だけ(!)の賄いさん、るり子さん(あだ名はるりるり)が素敵!るり子さんはすごく料理が上手ということで、読んでてすんごい自分も食べたくなってきます。人間のキャラも良くて、お話も良いです。ジャンル的には児童文学ですが、誰が読んでも楽しめると思います。このアパート、すんごく住みたい。帯が半透明で絵まで入っている凝りよう。その力の入り具合にも至極納得。だっておもしろいから!!
もちろん、次巻も買います。
特に書くこともないですが、キリが良いので更新。
実はこのブログ以前にもふたつブログをやっていて、それもあわせると五年くらいやっていることになりますが一向に文章が上達しません。創作のほうも行き詰まっている感が否めないのでここいらで本腰入れてやりたいなと思っています。
しかし、ブログは近況を箇条書き。
スモッグ氏からいくえみ綾さんの『バラ色の明日』を借りました。
全四巻、ちょっとずつ話が繋がっていたりして面白かったです。
![]() | バラ色の明日 1 (集英社文庫) (2005/07/15) いくえみ 綾 商品詳細を見る |
今期はアニメもちょこちょこ観ています。
オススメは『かんなぎ』。素人目に見ても出来の良いアニメで、絵が綺麗で良く動きます。マンガも出てる分を全部買ってしまいました。
![]() | かんなぎ 1 (1) (REX COMICS) (2006/08/09) 武梨 えり 商品詳細を見る |
今読んでいる本。
![]() | シャドー81 (ハヤカワ文庫 NV ネ 4-1) (2008/09) ルシアン・ネイハム 商品詳細を見る |
何を目的に動いているのか、という点がまったくの謎なので面白いです。ストーリー進行が映画的といっても良いかもしれません。
この前久しぶりにバナナ食べたらおいしかったです。最近は常に売り切れているので、早くバナナダイエットの流行が収まったらいいなと思います。
また同人誌をつくろうかと考えています。スモッグ氏と聡一朗氏も乗り気なようなので忙しくならないうちに準備をしたいです。それと映画も撮りたい。才能がないことがわかっていても一本ちゃんとしたものを撮りたいです。
![]() | 火星ダーク・バラード (ハルキ文庫 う 5-1) (2008/10) 上田 早夕里 商品詳細を見る |
火星治安管理局の水島は、バディの神月璃奈とともに、凶悪犯ジョエル・タニを列車で護送中、奇妙な現象に巻き込まれ、意識を失った。その間にジョエルは逃亡、璃奈は射殺されていた。捜査当局にバディ殺害の疑いをかけられた水島は、個人捜査を開始するが、その矢先、アデリーンという名の少女と出会う。未来に生きる人間の愛と苦悩と切なさを描き切った、サスペンスフルな傑作長篇。第四回小松左京賞受賞作、大幅改稿して、待望の文庫化。
久々の国内SF。ずっと読みたいと思っていたので文庫化を機に入手。
一言で言うなら、かなり「熱い」話でした。
先ず主人公の性格がハードボイルド的でかっこいい。自らの過去にあった事件を償うようにストイックに生きる姿はまさにハードボイルド。敵対する人物も根っからの悪人という描かれ方ではなくて、それぞれがそれぞれの事情を抱えて動いているため、主人公一人(アデリーンを含めて二人)の物語というより、もっと壮大な話だと感じました。
さらにSFに対する愛着も熱い。遺伝子操作や軌道エレベータ、被弾者を内から壊すケミカル弾や人工の天蓋に包まれた火星の都市描写などなど、SFの文学賞を取るに相応しい内容でした。SF的アイデアを核とするというよりは、豪勢な盛りつけとして利用するといった感があります。
本作の終わり方は、ともに惹かれ合う水島とアデリーン、人間とプログレッシヴという種類の未来を予見させるような大きなヴィジョンでありながら、その根底にはこの二人の個人的な決意があります。これが作者の処女作、処女作にはその作者の特質がすべて盛り込まれると仮定すると、総合的SFとでもいえるような直球を投げられる希少な作家が現れたなという気がしました。
作者はSFに限らず活躍の場を広げているようで、他の作品も文庫化されたら読んでみたいです。
![]() | 袋小路の男 (講談社文庫 い 113-2) (2007/11) 絲山 秋子 商品詳細を見る |
高校の先輩、小田切孝に出会ったその時から、大谷日向子の思いは募っていった。大学に進学して、社会人になっても、指さえ触れることもなく、ただ思い続けた12年。それでも日向子の気持ちが、離れることはなかった。川端康成文学賞を受賞した表題作の他、「小田切孝の言い分」「アーリオ オーリオ」を収録。
この人の作品は『ニート』に引き続き二作目です。
収録されている三篇、すべて面白かったです。
「袋小路の男」と「小田切孝の言い分」はつながっていて、作中の言葉を借りるならば、どちらも「恋愛未満家族以上」の関係にある二人の男女が主役です。付き合うという沸点に至らない二人を、付き合わない理由を述べ立てるのではなく、二人の間の距離だけを用いて示してみせるとでもいいましょうか。解説の松浦氏が「絲山秋子が嫌うのは、狎れ合い、癒着、自他の融合」と述べている通り、作者は「私」「あなた」やそれぞれの名前を駆使して、それぞれの空間を判然と書き分けていきます。そして空間が隣り合ったときに話が終わる。決して一方通行から双方通行になったからとか、二人が分かり合ったからとかではないところに締めをもってくるのが、絶妙に余韻を残すものとなっています。
三本目の「アーリオ オーリオ」は叔父と姪の話。星や宇宙の話をきっかけにした、二人の時代遅れな「文通」による交流。こちらも手紙というありがちな小道具ががっちりと本筋と噛み合って(むしろ軸となって)、非常に面白い作品でした。
![]() | 流れ星の冬 (双葉文庫) (1998/09) 大沢 在昌 商品詳細を見る |
最愛の妻はすでに亡くなり、たったひとりの子供も独立をしている。大学教授・葉山英介は平穏な人生の冬を送ることになるはずだった。しかし、彼は他人には話すことのできない「過去」を背負っていた。そして四十年の歳月を経て、にわかにその「過去」が彼に清算を迫ってきたのだ。「過去」に決着をつけるために、葉山は銃を手に取った。
久しぶりの大沢作品。
さすが、というか序盤の引きが強く、一気読み。
主人公は60過ぎた初老の男性。現実世界では珍しくもない、むしろ一番人口が多いかもしれない年代ですが、フィクションの主人公としてはそんなに描かれる事がないのではないでしょうか。本作の主人公葉山は、裏の顔をもつハードボイルドならではの格好よさと、年相応にがたついている身体と精神という、善し悪し両面を持ち併せた人物として描かれています。ストーリーの軸となる「流星団」についてはもちろんの事、ゲイバーで働く甥との一種奇妙な共同生活、妻を亡くした後の哀愁漂う女性関係などなど端々まで楽しめる内容でした。
余談ですが、スモッグ氏は大沢氏にちらっとお会いした事があり、私は可能ならば『新宿鮫』文庫版にサインを貰ってきてくれ、と依頼したのですが、サイン時間が設けられていなかったようで叶いませんでした。スモッグ氏曰く、大沢氏は「穏やかなおじさん」だったそうです。
「有名人に会った自慢」としては、数年前、私も沢尻エリカ氏に話しかけた事があります。一言しか言葉を交わせませんでしたが、いい思い出です。
![]() | 終着駅 (1984/07) 結城 昌治 商品詳細を見る |
終戦直後の不思議に明るい猥雑さにまぎれて、空しく、漂うように死んでいった男たち。――失意と希望の交錯する荒々しい季節を描き、失われた戦後空間を問い直す、静かな意志を秘めた名作。昭和60年度吉川英治文学賞受賞作。
文庫本で200頁程度、会話を主体とする文章だったので、あっという間に読みました。
序章は、どぶにはまって死んだ「ウニ三」という男に関する数人の供述からはじまりますが、皆、ウニ三と知り合いではあったものの、その人物像を曖昧にしか喋る事が出来ません。友人というよりは、ただ顔を知っている、話した事がある、そのような人々の間でウニ三の位牌を誰が預かるかという押し付け合いがあり、はじめに位牌を手にした男、渡辺と、女に逃げられた落語家の徳夫を軸に一章が展開されていきます。そしてある者が死に、ひとつひとつ増えていく位牌が生前多少関係のあった人の手に渡っていき、戦後数年間のごちゃごちゃとした市井の生活が描き出されます。
序章に見られるような供述書のスタイル、一章の句点がなく読点だけで繋がれていく文章など、様々な文体を駆使しながら織り上げられる物語は、序章と終章の間に一から四という起承転結ともとれる章立てを挟んだかっちりとした構成も相俟って非常に完成度の高いものでした。
終章の担い手である山根は、それまでに亡くなった人々の位牌を預かる事はありませんでしたが、その代わりに、夢とも現実とも判じ得ないヴィジョンの中で、ウニ三をはじめとする人々と邂逅します。解説の川西政明氏が述べるように、そこには「死者たちの嘆きの声」はありません。あえて無名の、夢を叶える事もなく死んでいった人々の非・劇的な人生を選択し、ひたすら淡々と描き切ったところに著者の作家としての矜持を見た気がしました。
最近文庫で復刊されている著者の推理小説の類も読んでみたいと思わせる面白い一冊でした。
![]() | 勝負 (中公文庫) (2002/09) 升田 幸三 商品詳細を見る |
人生は将棋に似ている―。名人に香車を引いて勝つという伝説を作り、同門の大山康晴と熾烈な戦いを演じた不世出の名人・升田幸三が、人事百般について不羈奔放に語り下ろした随筆集。人間味豊かな語り口の中にあらわれる珠玉の言葉のひとつひとつは、世代を越え、深く感銘を与えずにはいない。
何気なく読みはじめましたが、非常に面白い一冊でした。
幼少期のことなどを織り交ぜながら本当に奔放に書いているんですが、ひとつひとつの言葉が重みをもって感じられます。最近将棋をする機会があって、入門書を買おうかどうか迷っています。しかし、下手な入門書を買うより、駒についての雑感を書き連ねたこのような本を読むほうが参考になるかもと思いました。たとえば、「香車というのは端を守っとる駒です。未熟な人はあまり動かすことをしないけど、いわば辺鄙なところで、灯台守りをしとるような駒だな。ま、北海道の北の先とか、鹿児島県の奄美大島とかで……。」とか、金を並べて配置した場合について、「金の場合は、たとえばこれを部長だとすると、同じ部に部長が二人もおるということは、これはダブリがでてくるから損」などとわかりやすく納得させられます。
全編が独特な語り口で語られていますが、その内容は至極真っ当なことで、大成する人というのは常識や基礎をもっていることがその最低条件なのだなと改めて気づかされました。
本日、内定をいただきました。スモッグ氏とビールで祝杯あげました。
引き続き京都に住みます。引越そうかどうしようか考え中であります。
九月はネット出来なくて暇だったもんで読書が割と捗りました。ということで寸評。
◎、○、△で適当に。
金春屋ゴメス (新潮文庫 さ 64-1)
○近未来、江戸国。何となく銀魂を思い出す。無理がありそうでそれでも納得させる手腕が見事。日本ファンタジーノベル大賞受賞作。
![]() | カリブ諸島の手がかり (河出文庫 ス 3-1) (2008/08/04) T S ストリブリング 商品詳細を見る |
○色々考えた末に真実にたどり着く心理学者兼探偵。八十年前の作品なのにどこか新しい。
![]() | 宿屋めぐり (2008/08/07) 町田 康 商品詳細を見る |
○最新作。テーマは見えやすくなっているけれど、ちょっとだけ冗長。
![]() | キリオン・スレイの生活と推理 (角川文庫) (1996/10) 都筑 道夫 商品詳細を見る |
○角川の月替わり編集長企画で改版。抜群の安定感。
![]() | バベル17 (ハヤカワ文庫 SF 248) (ハヤカワ文庫 SF 248) (2008/07/15) サミュエル R.ディレーニー 商品詳細を見る |
○バベル17という未知の言語を巡るお話。最後がこんがらがるスペオペ風ストーリー。
![]() | ブラウン神父の童心 (創元推理文庫) (1982/02) G・K・チェスタトン中村 保男 商品詳細を見る |
○文体が気持ちいい。神父の人物像は確かに読後も尾を引く。
![]() | 悪魔の涎・追い求める男 他八篇―コルタサル短篇集 (岩波文庫) (1992/07) コルタサル 商品詳細を見る |
◎三読目。参考にならない超絶技巧でひき込まれる。「南部高速道路」が一番好み。
![]() | 黄色い部屋の謎 新版 (創元推理文庫 M ル 2-1) (2008/01) ガストン・ルルー 商品詳細を見る |
○面白いけど、犯人の能力はちょっとずるい。
暗夜行路 (新潮文庫)
◎五読目。何度読んでも面白い。
![]() | 人類は衰退しました 3 (ガガガ文庫 た 1-3) (2008/04/19) 田中 ロミオ 商品詳細を見る |
△AURAを読んだ後だとちょっと物足りない。4巻の展開が気になる。
![]() | クビツリハイスクール―戯言遣いの弟子 (講談社文庫 に 32-3 西尾維新文庫) (2008/08/12) 西尾 維新 商品詳細を見る |
△短いせいもあるのかちょっと中途半端。
![]() | 落語うんちく事典 (河出文庫 ゆ 2-1) (2008/09/04) 湯川 博士 商品詳細を見る |
△「尻餅」の話が面白かった。事典というからにはもうすこしボリュームが欲しかった。
モーダルな事象―桑潟幸一助教授のスタイリッシュな生活 (文春文庫 お 23-2)
○語り口も相まって満腹感(良い意味で)。長いけどさくさく読める。
![]() | 見えないグリーン (ハヤカワ・ミステリ文庫 ス 6-2) (2008/09) ジョン・スラデック 商品詳細を見る |
◎『遊星よりの昆虫群X』と同一人物が書いたとは思えない。大マジメなミステリー。
![]() | うつうつひでお日記 DX (角川文庫 あ 9-2) (2008/08/23) 吾妻 ひでお 商品詳細を見る |
○まず毎日絵日記を書くことがすごい。繰り返しの毎日がなぜか感動的。
![]() | 江戸川乱歩短篇集 (岩波文庫 緑 181-1) (2008/08/19) 江戸川 乱歩 商品詳細を見る |
○作家として現在へ影響を及ぼしている事が良くわかる。「人間椅子」が好み。
という感じの九月の読書で、お金がないので以前読んだものを再読したりしてました。創作のほうはネットがなかったからか順調に進みました。とりあえずはなにかしら完成させて放ったらかしのホームページにアップしたいと思います。
























































































