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とんび出版という文芸創作団体の大山三ダース、満天スモッグ、原想一朗による日々の雑記です。

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後宮小説
後宮小説 後宮小説
酒見 賢一 (1993/04)
新潮社

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第一回ファンタジーノベル大賞受賞作。

面白かったです。
「腹上死であった、と記載されている。」ではじまるこの小説は、依拠する文献まで挙げてみせることで、読者を一気に物語のなかにひき込んでしまいます。しかし、語り口やキャラクター造形はまるでライトノベルのように軽妙。このアンバランスさがストーリーを支えているのではないかと思います。そして、のちに反乱軍を指揮することとなる賊の幻影達・渾沌のエピソードが効果的でこれからどうなるのか期待させます。主人公の銀河の視点(田舎娘で後宮にまったく馴染まない性格)が典型的というか実に現実的で、ある意味、小説内のナレーション以上にマクロな視点だなと思いました。構成的にも、タイトルと内容の微妙な乖離にも『ゼウスガーデン衰亡史』と似たものがあるのではないでしょうか。

酒見賢一 | 【2007-02-05(Mon) 15:08:22】
Trackback:(0) | Comments:(2)
コメント

この2冊は面白そうですね。
覚えておきます。
2007-02-06 火 04:13:47 | URL | 猫まんま #XPf/GE5Q [ 編集]

どちらもオススメです。
いまいち盛り上がりに欠けますが。
2007-02-07 水 14:09:53 | URL | 三ダース #- [ 編集]
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