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とんび出版という文芸創作団体の大山三ダース、満天スモッグ、原想一朗による日々の雑記です。

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ソクラテスよ、悪妻に訊け
はじめまして、原想一郎です。ここ最近はずっと仏教関係の本を読んでいて他のジャンルを読む余裕がなかったのですが、久しぶりに時間ができたので新潮文庫の一冊を読みました。
ソクラテスよ、哲学は悪妻に訊け ソクラテスよ、哲学は悪妻に訊け
池田 晶子 (2002/08)
新潮社

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「帰ってきたソクラテス」シリーズ第2作目。
大哲人であるソクラテスを現代に蘇らせ、悪妻として有名だったクサンチッペを中心に対話方式で進めていきます。現代社会における諸問題をソクラテスが次々にいさぎよく解決してゆく流れは読者を引きつける雰囲気があります。文章も体に染み込みやすいです。
 全ての人に共通することは、「存在する」ということである。このもっとも普遍的なことがすなわち、神である。「存在する」ということがあまりにも普通すぎるからこそ、それは普通に気付かれることはない。
大乗仏教の思想とかぶる部分があったのでとても楽しめました。
 著者は、今年の2月に46歳の若さでガンで亡くなられました。著者の言葉で最も印象的な言葉は、

   「池田晶子は死にますが、わたしは死にません」

という言葉です。池田晶子という人物は死ぬけれども、池田晶子という名でやっている「わたし」というのは永遠であるということでしょうか。
今ははっきりとこの言葉の真意をつかめませんが、いつか絶対につかんでやるぞという気が起こりました。


原想一朗の日記 | 【2007-06-15(Fri) 23:30:37】
Trackback:(0) | Comments:(2)
コメント

こんばんは、相棒からは 「 ソクラテスの妻 」 「 トルストイの妻 」 と呼ばれている猫まんまです。
反論する時は 「 夫が哲学者ではないから 」 くらいしか言えませんが…。トルストイの妻ではない言い訳を教えて欲しいです。

この本には、家庭でミドルネームでクサンティエッペと呼ばれ続けてきただけに親近感がわきます。偉大なる故人が現代の諸問題を解決してゆくという点に、とても興味を惹かれます。
早速購入してみます。
2007-06-20 水 23:38:12 | URL | 猫まんま #XPf/GE5Q [ 編集]

猫まんまさん、はじめまして、原です。
コメントありがとうございます。
猫まんまさんは哲学にも詳しそうですね!!
結局、哲学は全くもって現実から成り立つものだということをこの本は教えてくれました。
また私は池田さんの迷いのない表現が大好きです。
是非読んでみてください☆
2007-06-22 金 15:59:07 | URL | 原想一郎 #- [ 編集]
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