昨日から、知り合いの結婚式で香川県の高松市に一泊かけて行ってきました。今回読んだ本は、京都〜高松間の往復バスの中で読んだ本です。
宮内勝典 南風 (1979年) 河出書房新社
1979年、文藝賞受賞作。著者の近年の作品を窺うと、オウム真理教事件や9.11テロ事件などを取り扱った、社会問題を取り上げた作品が目立ちます。
この「南風」は著者における最初期の作品になります。舞台は戦後間もない鹿児島南端の港町です。一読しての感想は、物語自体としてはそれ程起伏の激しいものではありませんが、漁師独特の気迫ある言動・町全体に広がる賑やかで自由奔放な雰囲気・「海」と「陸」との微妙な空間的描写が特徴として挙げられます。これらの描写は、著者の時代背景対する深い探求心と、卓越した文章表現力があるからこそ可能となったのだろうと思います。そして、この時代背景に対する関心こそが、近年にみられる社会問題に対する関心へとつながっているのではないでしょうか。
これからも、研究心をもって、著者の作品を読んでいきたいと思っています。
宮内勝典 南風 (1979年) 河出書房新社
1979年、文藝賞受賞作。著者の近年の作品を窺うと、オウム真理教事件や9.11テロ事件などを取り扱った、社会問題を取り上げた作品が目立ちます。
この「南風」は著者における最初期の作品になります。舞台は戦後間もない鹿児島南端の港町です。一読しての感想は、物語自体としてはそれ程起伏の激しいものではありませんが、漁師独特の気迫ある言動・町全体に広がる賑やかで自由奔放な雰囲気・「海」と「陸」との微妙な空間的描写が特徴として挙げられます。これらの描写は、著者の時代背景対する深い探求心と、卓越した文章表現力があるからこそ可能となったのだろうと思います。そして、この時代背景に対する関心こそが、近年にみられる社会問題に対する関心へとつながっているのではないでしょうか。
これからも、研究心をもって、著者の作品を読んでいきたいと思っています。
































































