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とんび出版という文芸創作団体の大山三ダース、満天スモッグ、原想一朗による日々の雑記です。

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整体の野口晴哉
 みなさんは本を読む時に、どのような姿勢をとるでしょうか。私は今までずっと読書時の姿勢に悩まされていました。寝っころがりながら本を読むのが一番楽だという人がいますが、きちんとした思考はやはり何かに座っている、もしくは立っている時に可能となるでしょう。
 整体を学びはじめてから、ヨガの「達人座」という座り方に出合いました。座り方は胡坐に近いのですが、胡坐ほど足を組まないで、両足のかかとを体の中心にもってくる。この座り方が定着したのか、最近は読書中に何度も姿勢を変えることをしなくなり、同時に集中力が高まりました。この種の発見は今までになかったので、新鮮な感覚です。
 前置きが長くなりました。今日読んだ本は、整体の祖、野口晴哉の回想録です。

回想の野口晴哉 ちくま文庫(の-7-3) (ちくま文庫)回想の野口晴哉 ちくま文庫(の-7-3) (ちくま文庫)
(2006/03/09)
野口 昭子

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 著者は野口晴哉(以下、野口)の妻であり、政治家・近衛文麿の長女。現・全生社の社長でもあります。著者が野口とともに過ごした約40年間を、具体的な言動をもって呼び起こしたものとなっています。その詳細な記述が可能となったのは、著者が夫を「先生」と読んでいるように、著者における弟子の自覚が、野口の言動を記すきっかけとなったのでしょう。
 特に興味深いのは、野口が十代の頃に残した詩の数々です。それぞれの詩をみると、十代で書いたとは思えないようなものばかりです。また、野口が積極的に利用した「愉気」という治療法が、どのように実践されていたかがわかる。これもまた興味深いです。
 全体的にみると、少年期には野口が「神童」といわれた所以を知ることができる内容となっています。そして、晩年期には野口の根本思想ともいえる「全生」(人生を生ききった者が安心して死を迎えることができるというもの)の姿勢が一貫してみられます。野口の魅力は量り知れません。


原想一朗の日記 | 【2008-09-22(Mon) 17:51:38】
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