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Author:とんび
とんび出版という文芸創作団体の大山三ダース、満天スモッグ、原想一朗による日々の雑記です。

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思い出の小説ベストテン〜十位・九位〜
 暇なので自分の思い出に強く残っている小説をベストテンにして、思い出を書きなぐりたいと思います。

第十位
 告白
 
 ジェンキンス氏のやつじゃなくて町田康のやつ。最近の本なので十位ですが、歳を経るにつれこの本は確実に大きな存在になると思います。久々にハードカバーで買っちゃいました。装丁も良いです。冒頭五行(本文では)を引用します。

 『安政四年、河内国石川郡赤坂村字水分の百姓城戸平次の長男として出生した熊太郎は気弱で鈍くさい子供であったが長ずるにつれて手のつけられぬ乱暴者となり、明治二十年、三十歳を過ぎる頃には、飲酒、賭博、婦女に身を持ち崩す、完全な無頼者と成り果てていた。
 父母の寵愛を一心に享けて育ちながらなんでそんなことになってしまったのか。
 あかんではないか。』

 私は五行目(これでは最後の一文)で笑いました。チョー面白い。


第九位
 W村上の小説群
 
 村上春樹と村上龍です。なんで特定の作品じゃないのかというと、別にひとつひとつの作品に強い印象がないからです。ではなんで九位なのかというと、読んでいた状況が思い出深いからです。中学か高校か忘れましたが、その当時兄の部屋には小説がいっぱいあって、そんないっぱい買ってるからにはさぞかし面白いんだろうと思ってました。んである日兄が不在の時に勝手に拝借して読んだ訳です。読んでびっくり、中学生くらいの男子には刺激的な表現がいっぱい。それ以後見つからないようバレないように忍び込んでは読み進んで行き、W村上の初期作品はほとんど読みました。最近の作品は全然読む気がしないのですが、それはその頃の「ただのエロイ小説だな」という印象を引きずっているからです。それは中高生のころの理解力の無さに起因している部分が大だと思うので、今度じっくりと読み返してみたいもんです。ろくに読まないで批評するとファンに怒られそうです。

疲れたのでとりあえずここまで。

思い出の小説 | 【2006-02-23(Thu) 03:09:07】
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