バロメーター
最近の記事
プロフィール

とんび

Author:とんび
とんび出版という文芸創作団体の大山三ダース、満天スモッグ、原想一朗による日々の雑記です。

リンクの「とんび出版」がHPです。
http://tonbibooks.com/

オンライン古書店やってます。
「とんび書房」
http://tonbibooks.web.fc2.com/

月別アーカイブ
最近のコメント
最近のトラックバック
リンク
ブロとも申請フォーム
RSSリンク
FC2カウンター
QRコード
携帯からも閲覧出来ます。
QR
真実真正日記
真実真正日記 真実真正日記
町田 康 (2006/11/03)
講談社

この商品の詳細を見る

町田康の新刊。
真っ黒な装丁で小口も黒いので読んでいると手にインクがつきます。


世間の人は本当のことを知りたがり、世の中には本当風のことが溢れている。ストーリー、つまり嘘を書き続けることに疲れた作家の「僕」は、本当のことだけを書く「真実真正日記」をつけはじめる…。
ある作家の休暇の一環として書かれた日記。文化的サロンとしてオープンしたはずの店コンドルの迷走、作家業の傍らにはじめたバンド「犬とチャーハンのすきま」の成長・内紛・終焉、本業である小説「悦楽のムラート」の嘘っぱちな展開等々、ある作家のごく狭い範囲の身辺について書き連ねていきます。構成自体は手垢にまみれたものですが、町田康の色が滲みだしているため面白く読めます。町田康、この小説の書き手である町田康、日記を書いている作家自身、「悦楽のムラート」の江美保元、などの階層が重なり合ってメタフィクション的構造になっています。しかも「ある作家」を著者自身に似せている(作家やバンドなどのキーワードにおいて類似させている)ので、読者は両者は別物だと知っていながらも勘繰らざるをえません。
一作ごとに着実に階梯を上がっていく作家を読めることは幸せだなと思います。毎作、縦横無尽に書いているように見せながら、必ず文学的試みを仕込んでいく真面目さがうかがえます。
次回作も楽しみです。


町田康 | 【2006-11-06(Mon) 14:26:30】
Trackback:(0) | Comments:(2)
コメント

履歴からたどってきました
訪問ありがとうございました。

この間からちらちらお邪魔してるんですけど、同じ本好きでも扱う作家さんやジャンルで、こんなにレベルが変わるものなんですね。

格負け? の気後れに踏ん切りをつけて初コメント。
関心の無いジャンルに疎いので、今後の参考にさせていただきます。

それでは。
2006-11-10 金 21:25:41 | URL | 猫まんま #XPf/GE5Q [ 編集]

猫まんまさん、はじめまして。
訪問ありがとうございます。
このブログは二人でやっているのですが、二人の間でもだいぶ好みが違います。
ジャンルが違うとそのぶん刺激があっていいですよね。
こちらでも猫まんまさんのブログを参考にさせてもらいます。
これからもよろしくお願いします。
2006-11-11 土 21:32:35 | URL | 三ダース #- [ 編集]
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

ブログ内検索
カテゴリー
おすすめ