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とんび出版という文芸創作団体の大山三ダース、満天スモッグ、原想一朗による日々の雑記です。

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石の血脈
石の血脈 石の血脈
半村 良 (1996/12)
角川書店

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伝奇SFというジャンルを開拓した半村良の処女長篇。

古代アトランチスの謎を秘めたクロノスの壺。この壺の展示会こそ全ての悲劇の幕あけといえた。
美しい人妻の失踪、人間の能力を遥かに超えた狼男の暗躍、美男美女の秘密グループが行う性の狂宴――これら次々に起こる奇怪な事件こそ、永遠の生命を求める暗黒の野望の蠢きであった……。そして今、古代イスラムより歴史を貫いて脈々と生きる恐怖の血の秘密の全貌も明らかにされようとしていた……。
直木賞作家、半村良が壮大なスケールで描くSF伝奇ロマンの最高傑作。


面白かったです。
序盤の、小出しに繰り出されていく話のひとつひとつが、中盤あたりから絡まり合って歯車が動き始めます。ラストも普通は一点に収束していくところを、デカイままで放り投げてます。ものすごい力技。
随所に挿入されるペダントリーや性描写も秀逸で、プロの為せるワザだなあと感服。
超人の類を登場させることによって、人間のモラルを転覆させて、逆に読者に人間性の存在を強く意識させています。エンターテインメントでありながらも色々と考えさせられる小説でした。

半村良 | 【2006-12-05(Tue) 23:29:55】
Trackback:(0) | Comments:(4)
コメント

こんにちは。半村さんは昔愛読していたので読んだかもしれない本です。記憶に無いですけど。
彼の作品は「太陽の世界」以来読んでいないので、また目を通してみようかと思います。

それでは♪
2006-12-11 月 15:22:45 | URL | 猫まんま #XPf/GE5Q [ 編集]

コメントありがとうございます。

半村さんはやたら著作が多いので私も全然わからないのですが、とりあえず有名なほうのやつから読んでみました。
このへんの時代の人たちのはリアルタイムで読んでみたかったですね。また別の興奮がありそうなので。絶版・品切れが多くて困ります。
角川文庫とか集英社文庫とかのSF小説群が復刊して欲しいものです。
2006-12-11 月 22:18:28 | URL | 三ダース #- [ 編集]

さっき履歴を見てビックリ。3本目のブログのURLが残ってしまったようです。スミマセン、恥ずかしくてどうしても知られたくなかったブログなので、記憶をデリートしてください (汗)。

多分我が家の樹海には、平井和正さん(幻魔対戦とか)や小松左京さん、半村良さん、星新一さん達の本が大量に眠っているはずです。この頃は角川には夢中になっていましたから。
それ以前は岩波派の中学生でした(笑)。すっかり年齢がバレバレ?
2006-12-12 火 02:34:03 | URL | 猫まんま #XPf/GE5Q [ 編集]

いえいえ。
単純にすごいなーと思いましたよ。本当に稼いでいる人がいるんだなとわかってちょっと衝撃でした。

うーむ猫まんまさんの家の樹海は私からすれば宝の山ですね。一度拝見したいものです(笑)
岩波派の中学生とはだいぶ渋いですねー。
2006-12-13 水 01:33:36 | URL | 三ダース #- [ 編集]
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