![]() | 竜を駆る種族 ジャック ヴァンス (2006/11) 早川書房 この商品の詳細を見る |
読みました。
はるかな未来、人類最後の生き残りが住むさいはての惑星エーリスでは、風雲急を告げていた。バンベック一族の住むバンベック平を幸いの谷の一族カーコロが狙っていたのだ。異星の爬虫類種族を育て、さまざまな竜――阿修羅や金剛や一角竜から成る軍隊に仕立てたバンベックとカーコロは、まさに一触即発の状況。しかも、エーリスを狙う爬虫類型の異星人ベイシックが襲来しようとしていたのだ! 名匠のヒューゴー賞受賞作。
バンベックとカーコロの対立、そして謎めいた波羅門の存在を軸に話が進んでいきますが、なんというか何かが起こりそうな予感はあるんですが結局最後まで何も起こらないという感じ。もうちょっとひねって欲しいなというのが正直な気持です。話の舞台となるエーリスですが、物語上で使われるのはそのごく一部なので話には入り込みやすいかと思います。ただ竜たちの描き分けがわかりにくく、名前はかっこよくていいんですが外見を思い浮かべにくいので読む勢いをそがれるかもしれません。あとは登場人物で人格を与えられているのが少なすぎるかなという気がしました。もうすこし背景となるものを大きくして多くの人物を絡ませていったものも読んでみたいと思いました。
全体にユーモアが漂っていて、竜たちが武器をもって戦っているところを想像するとすこし笑えました。

































































